ARTRIP養成講座 連続開講中です!
6月にNHKひるまえほっと及びニュース枠でARTRIPが紹介されて、本当に沢山の方から養成講座への問い合わせやお申込みを頂きました。感謝!
皆様、ご家族に認知症の方がいらっしゃったり、元々アートが好き、好きなアートを使って社会貢献したい、コミュニケーション、アート、認知症に関心がある、等々様々な理由を持ち社会貢献や自己研鑽への熱い志を持っていらっしゃいます。素晴らしい仲間です。アーツアライブでは、そんな受講したいという方の期待に応えるべく9月から毎月連続で養成講座を実施しています。
ARTRIP養成講座の特徴は何と言っても実践的であることです。初級は私を含め4名の講師で担当します。実際に私が過去に美術館で認知症の方を対象にしたプログラムのビデオを見たり、当事者、介護士の立場からARTRIPについて語って頂いています。若年性認知症当事者の妻であり自らもアートコンダクターの資格を取って施設等で実践経験のある杉本智穂さんの体験談、もう3年以上も自らのデイサービスでケアにARTRIPを取り入れ毎月開催している認知症ケア専門士の豊住美枝さんによる講義も全て実体験に基づくものです。
二日目の最後には、実際に若年性認知症の方を交えて一人一人パネルを使ってARTRIPを実施する機会があります。いきなり、という感じもありますが、何よりも早い時点で実践してみることでここが難しいということもわかるしARTRIPの楽しさや醍醐味も体験できます。自分たち同士だけの練習だけでなく、そこに認知症当事者の方が入られることでいい意味での緊張感が生まれ、さらに、彼は、素晴らしい感受性の持ち主で、沢山コメントしてくださるので、プログラム自体が盛り上がり、忘れえぬ第一回目の体験となります。この体験を特別なものにしているのは、若年性認知症の町田勝弘さんの存在です。町田さんは、緊張する受講生の中に自然に溶け込んで、笑顔で会話をリードしてくださいます。今や町田さんはARTRIP養成講座に無くてはならないメンバーの一人です。
人数も10名から14名と少人数で、アットホームな寺子屋のような講座です。11月から開講する中級講座は、プログラムの作り方、質問の設定。さらにインテンシブは実践練習がありますが、なかでもカリスマ振付師の香瑠鼓さんによる特別インプロワークはARTRIP実施に欠かせないものであり受講生の言葉を借りれば、隠れた一面が出て、誰もが一皮むける忘れ難い体験となっています。そして何より、長時間、インテンシブですが、時間があっという間に過ぎる楽しい!講座です。