大森梨紗子さんワークショップ2日目「今好きな風景を作る」
2013年 11月 21日
参加者: 作家:大森梨紗子・アシスタント1名(池田)・撮影スタッフ(甘利)
参加者のみなさん…午前11名 午後13名
日時: 2013年11月18日(月) 午前の部 9:00-11:30 午後の部 13:00-15:30
場所: 健康増進・老年病予防センター(リソラ大府 2階)
大森さんの2回目のワークショップは、前回作った「子どもの頃の思い出の風景」の周りに
「今好きな風景」を作り足していき、自分の風景を完成させます。
まずは、宿題で描いてきてもらった今好きな風景の絵と、石に描いた絵をみんなで見ます。
家から見える風景を描いてきた方が多く、参加者の子どもの頃の風景と、現在の風景の違いに驚きました。
今回も、大森さんが自宅付近で採取した赤土や木の葉や枝、木の実などを使いますが、
中には自分で材料を集めてきたり、石に色を塗って素材を作ったり、粘土でモチーフを作ったりと、素材を持参された方も何人かいらっしゃいました。気合いが伺えます!
前回より大きいベニヤ板を下に敷き、その余白部分を現在の風景で埋めていきます。
みなさん2回目ともあって、素材選びや土の練り作業など、進み具合が早くなっていました。
石に絵を描いたり、土に直接色をのせるというアイディアも出てきました。
中には、現在より子どもの頃の風景への思いが強いのか、子どもの頃の風景を拡張させていく方も。
ダイナミックな風景になり、いい作品に仕上がっていました。
最後に、みんなで作品を鑑賞し、各自感想を発表して頂きました。
・宿題で描いた絵を表現したかったか大分変わってしまった。
・イメージしたものを実際に作ってみるのは難しい。
・ずいぶん脳が活性化された。
・やったことがないことをこれまでやってみて、多少興味が湧いてくるかなぁと思う。
・心の中では楽しみながらできたが、作品はなかなかうまくできなかった。
など。
次回からは白濱雅也さんの「つちのえ」が始まります。
自分の気持ちを丸や三角など単純な形で描く、という宿題も出されています。
初めての抽象的な宿題に、みなさんどのように想像力を膨らませてくるでしょうか。
(甘利)
=「脳を鍛えるアートスクール」とは=
大府市の国立長寿医療研究センターの施設である健康増進・老年病予防センターでの
「脳を鍛えるアートスクール」が10月16日より始まりました。
このプロジェクトは「平成25年度経済産業省 地域ヘルスケア構築推進補助事業」の一環として
実施されます。
アートがあたえる脳への効果、老化予防を考察する目的があり、
10月から来年の1月までのおよそ3か月間、ACPのプログラム鑑賞と、制作ワークショップを交互に参加者に受けてもらいます。