アーツアライブは、アートが全ての人々の生活の一部となるように、
アートを通して人々に喜びと生きる活力を与えます。

MoMA Alzheimer Project Exchange

タイトル: MoMA Alzheimer Project Exchange

日時: 2013年4月15日、16日
場所:MoMA ニューヨーク近代美術館

4月の中旬、上記の国際会議に出席、アーツアライブの活動についてのプレゼンをしてきました。

MoMAは 2006年より アルツハイマーを患っている人たちとその家族、介護者の為のアート鑑賞プログラム
meet me at MoMAを実施する一方で、当事者たちから 大好評のそのプログラムを Met Life財団の助成を得て、全米に広める活動をしています。 その成果で、既に米国内外で 100以上ものミュージアムがアルツハイマーの人たちの為の同様のプログラムを実施しています。 当アーツアライブでは、同様のプログラムを日本でも開始、普及するべく、ACP (アートコミュニケーション プロジェクト)と命名し、私自身が 2011年より、パイロット的に都内の美術館や 高齢者施設でプログラムを実施し、昨年には、同美術館が出版した エデュケーター育成の為のマニュアル本を日本語訳して、それを使っての アートエデュケーター養成講座を始めています。

実は、このマニュアルの翻訳本を出す許可を得るのはなかなか大変だったのですが、その後、同マニュアルはフィンランド語、スウェーデン語にも訳され、ヨーロッパを中心に 米国外の7か国に広まったとのこと。
日本、そして アジアでは、まだ アーツアライブのみですが、日本でも既に これまでに 4つの美術館がプログラムを受け入れてくれています。

さて、会場の入り口には、以下のような世界地図が描かれており、地図上のドットが プログラムが実施されている場所、さらにそこには実施のミュージアム名が記載されていました。

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この会議には、文字通り全米、そして海外から 80名が招待されました。ほとんどは、美術館のパブリックプログラムの責任者であり、他に数名の私のようなNPOが参加していました。

私のプレゼンは、初日の午前中 開催中の Inventing Abstraction 展を MoMAのエデュケーターによる解説付きで 見学した後、Spotlighting Collaborations: Examples of Partnerships というセクションで行われました。 これは、認知症の方々を対象にして実施しているユニークなプログラム、特に他分野とのコラボをしている活動の紹介を目的としていて、他のプレゼンターは、Yale Univ. Art Gallery や ノルウェイの科学博物館での試み、ウィスコンシンのコンソーシャム等のプレゼンがありました。

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アーツアライブのWSにおけるプロのアーティストとの仕事の仕方を含め、いくつかの高齢者を対象としたプログラムを紹介、さらに、作家のトークを組み合わせたACPの紹介をしたのですが、思いがけず大きな拍手が起こり、終わった後も、多くの人から とても Creative and inspiring 、あなたのプレゼンから 多くのヒントをもらった、と言ってもらい、思いのほか 高く評価していただきました。



プログラムはいずれも、日本のアーティストの考案によるもので、少しでも高齢者の人々にとって、意味のあるプログラムにしたいという思いから 生まれたものです。 改めて日本のアーティストの創造性の高さ、能力の高さを再認識するとともに、これまでの活動が 海外の専門家からも認められ、自信と これからさらに推進していく勇気を頂きました。



実は、これに先立ち、クリーブランドに行き、Case Western Reserve University 主催の高齢化に関するコンフェランスにも呼ばれ、同じく アーツアライブの活動についてプレゼンをしたのですが、ここでも
大変高い評価をいただけてとてもうれしかったです。 今年からこの大学の客員研究員として、高齢化とアートの研究をすることになっています。
by artsalive | 2013-05-08 00:34 | 研究 | Comments(0)