北区福祉施設職員研修事業
2012年 10月 07日
2012年9月30日 午前10時より 午後3時半まで、北区社会福祉協議会の依頼で、北区内の様々な社会福祉施設で働いている職員の方を対象にした 研修を実施しました。社会福祉協議会とは、過去3年 キッズプログラムという 保育園や 幼稚園、児童館などで 障がいを持った子どもを含む様々な子どもたち向けのアートプログラムを実施しています。 今回は もっと色々な福祉の場に アートを取り入れてもらおう、アートが福祉とどうつながるかを知っていただくという目的で アーツアライブが研修の企画実施をしました。
午前中のプログラムは、アーツアライブ代表理事の林 容子が 「福祉の現場におけるアートの力」と題する講演を行い、アーツアライブの活動紹介と 海外で アートがどのように福祉の場で生かされているか、の事例を紹介しました。最後に、アーツアライブが今最も力を入れている認知症の方とその家族、介護士の為のアート鑑賞プログラムのデモンストレーションを行いました。 同じ一枚の絵を見ても、それぞれ何を感じるか、そこから何を読み取るかは、異なります。絵の見方に一つの正解はないことを知っていただき、もっと自由にアートを楽しむことを心がけていただくように申し上げて講演を終わりました。
お昼をはさんで午後は、作家の白濱雅也さんによる 壁画創作ワークショプを実施しました。 いつも、保育園やその他の施設で実施していて、大好評の自分たちで絵の具を作って 絵を描くプログラムです。
卵の黄身と泥を混ぜて 絵の具を作り、大きな真っ白い紙に点を打っていきます。
点をつなげて、線を描き、そこにいろんな形を入れてどんどん紙が埋まっていきます。
最後にこんな大作が出来上がりました。
アンケートの結果を見ると、皆、とても楽しかった。泥の感触など面白かった。アートに対してもっと自由に考えていいことがわかった。楽しくてもっと続けたかった。職場に生かしたい、などの声が聞かれました。
まずは満足していただけたようで何よりでした。
お疲れ様でした。